房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

房総釣魚図鑑

房総釣魚図鑑 No. 67 コノシロ

コノシロは大きく見ればニシンの仲間で、近い仲間はサッパです。東京湾にたくさんおります。体長は大きくて25cmくらいです。東京湾の千葉側では秋になると浅瀬に現れ、これを追ってシーバスが現れます。これを狙ったルアーや釣法が、いわゆるコノシロパター…

房総釣魚図鑑 No. 66 ニベ(イシモチ)

自分が釣った「イシモチ」は「シログチ」だと思い込んでいました。しかし、よくよく調べてみると「ニベ」であることが分かりました。「シログチ」と「ニベ」は何が違うかというと・・・。 尾ひれ シログチ:丸い⇔頂角あり:ニベ 体 長 シログチ:40cm⇔70cm:…

房総釣魚図鑑 No. 65 コトヒキ

コトヒキの稚魚です。南白亀川でハゼ釣りしてたら掛かりました。なんかエサを取られるなぁ、と思ってたら犯人はコイツでした。イシモチのように鳴くので「琴弾」というらしいですが、琴の音がしますかねぇ。私は模様が琴の弦に似ているからかなぁと思ってま…

房総釣魚図鑑 No. 64 カライワシ

まだ一度しか釣ったことのない一点モノの魚種「カライワシ」。房総では珍魚なのでは?と思うのですが、どうなんでしょう(^^; 一宮川でこの魚を釣ったとき、初見にもかかわらず「カライワシ?」と口を付いて魚種名が出てきたのは、我ながら「さかなクン」だな…

房総釣魚図鑑 No. 63 キタマクラ

キタマクラ(^^;)まぁ、これを釣って嬉しいという人はあまりいないでしょうね。フグ目の魚で、毒があり、普通は食いません。名前も「食べると死ぬ」=「北枕になる(死体になる)」に由来しております。なんで死体を北枕(頭を北向き)に寝かすかというと、お…

房総釣魚図鑑の今後

五十音順で紹介してきた「房総釣魚図鑑」ですが、撮り溜めた写真は「ワニゴチ」で最後です。今後は入手次第、随時更新という形になりますので、No. 62以降は五十音順ではなくなります。今、思いつく魚は以下のようです。 ◆釣りたいけど、釣ってない魚◆マダイ…

房総釣魚図鑑 No. 62 ワニゴチ

本ブログの記念すべき100記事目を飾るのは、「ワニゴチ」!。一点ものの珍魚?です(^^;)。勝山ボート釣りでかかりました。最初マゴチと思ったのですが、よく見ると結構違います。確かにワニっぽい。マゴチの上を行く大頭で、身はちょびっとしかありませんが…

房総釣魚図鑑 No. 61 メバル

春告魚という字があてられるように、春先によく釣れます。可愛らしく、白身で美味しい魚です。身質はきめ細かでカサゴやアイナメに似てます。一度、鵜原で尺メバルを半夜釣りで釣ったことがあります。通常、浮きフカセで掛かるメバルはせいぜい15cmですので…

房総釣魚図鑑 No. 60メジナ

個人的にも、釣り産業としても重要な魚ですが、釣りをやらない人にはあまり知られていない魚です。すでに、「No.24 クロメジナ」を書いていますが、ここではメジナとクロメジナ(=クチブトとオナガ)を合わせて書きます。 関西ではグレ、九州ではクロと呼ば…

房総釣魚図鑑 No. 59メアジ

メアジ。今のところ生涯1ゲットの一点ものです。毎週欠かさず釣りに行っていたころ、トビウオだとか、コバンアジだとか、あまり見ない魚(私だけかもしれませんが)が釣れました。メアジもそんな魚です。毎回記録を付けているので釣ったのは確かなのですが、…

房総釣魚図鑑 No. 58 ムツ

写真は千倉で釣ったムツっ子。夕方に何度か釣りました。釣った瞬間は珍しい深海魚を釣ったと思ったのですが、調べたらごく普通に釣れることが分かりました。15cmくらいの小魚で、身が柔らかく骨が細いので、唐揚げに向いています。アカムツという魚がいて、…

房総釣魚図鑑 No. 57 マルソウダ

マルソウダには苦い思い出があります。秋に勝山あたりでボートを出すと、しばしば、なぶら(捕食者に追われた小魚が海面から飛び出る状態)が起きたり、鳥山が立ったりします。そこで、キス釣りをしながらルアー竿も用意しておきました。なぶらが起きたので…

房総釣魚図鑑 No. 56 マハゼ

小学校1年生のとき父方の祖父の家に遊びに行き、江戸川でハゼ釣りをして30尾くらい釣りました。このときのことを夏休みの宿題の絵日記に描いています。思えばこれが釣りの原体験です。祖父も親父も江戸っ子の食道楽で、寿司や天ぷらを熱く語ってました。母方…

房総釣魚図鑑 No. 55 マダコ

湊川河口でルアーに掛かったタコ。マダコだと思いますが、イイダコかもしれません(^^;)。魚は頭、内臓、骨と、重量の半分近くが不可食部分ですが、タコ、イカは9割くらい食べられるのでお得です。タコ、イカは貝の仲間で、殻を捨てた貝です。アンモナイトや…

房総釣魚図鑑 No. 54 マサバ

マサバ。わたくし、もうひとつゴマサバと区別がついてません。調べてみると、マサバは体形が平たくゴマサバは円いということで、ヒラソウダとマルソウダの関係に似ているようですな。マサバは夏に味が落ちるが、ゴマサバは年中変わらないとのこと。どちらに…

房総釣魚図鑑 No. 53マゴチ

マゴチ、マゴチ、確か釣ったよなぁと写真を探したら出てきました。自分ではボートで釣ったつもりでいましたが、湊川の河口でルアーで釣ったものでした。ルアーはR32という、当時流行ったワームでした。釣ったことは忘れてましたが、さばいたのは憶えています…

房総釣魚図鑑 No. 52マコガレイ

少年時代の釣りブームの時、海釣りの花形ターゲットはカレイで、木更津とか袖ヶ浦に投げ釣りに行っていました。大抵は手のひら大ですが、一日に一枚くらいは30cm級が釣れ、それを釣った子がヒーローでした。そういえば、金谷の地磯で、ちょい投げをしたら、…

房総釣魚図鑑 No. 51 マアナゴ

小学生の頃、釣りキチ三平のアニメが放映され、一大釣りブームが巻き起こりました。男子は全員釣りをやってましたねぇ。そのころ、友達と連れ立って夜釣りに良く行きました。海の夜釣りなんて危険が一杯で、今にしてみると良く親が許したものだと思います。…

房総釣魚図鑑 No. 50 マアジ

五十音「マ」シリーズ、トップバッターはマアジ。これまで釣った魚の尾数でいうと、メジナ、シロギスに次いで多いのがマアジです。サビキなどでマアジをターゲットに釣行することはないですが、メジナ釣りをやっていて、アジ狙いにシフトすることは結構あり…

房総釣魚図鑑 No.49 ボラ

ボラというと、都会のどぶ川をゆうゆうと泳ぎ回る、臭い、汚い魚というイメージが強いのではないでしょうか。釣りをする人でも、タモが臭くなるといって嫌う人は多いですが、私は「大」好きです。浮きフカセをやっているときに、ボラが寄ってくるとワクワク…

房総釣魚図鑑 No. 48 ホウボウ

元名海岸のボートで、キス釣りの外道で釣れたホウボウ。カサゴ目ホウボウ科の魚です。胸びれの軟条(とげ)が6本、脚のように発達していて海底を歩き回ります。胸鰭は蝶々の羽のように広がり、青い美しい模様があります。同じ場所に棲んでいるキスやコチの地…

房総釣魚図鑑 No. 47 ブリ(ワカシ)

このサイズをブリとは申しませんが、魚種的(標準和名)にはブリですので、ご容赦ください。最初に釣ったのは沖磯の浮きフカセでした。やっぱり、小なりともブリですので、嬉しかったことを憶えています。何か、釣り師として一つ成長したような気分になりま…

房総釣魚図鑑 No. 46 ブダイ

洲崎で釣ったブダイ。35cmくらい。メジナ釣りをしているとき、エサをハバノリにしたらたちまち釣れました。以来、ハバノリを見るとブダイを思い出して、時々針に付けたりしますが、洲崎以外ではヒットしていません。ブダイは鍋にして食べました。身がぷりぷ…

房総釣魚図鑑 No. 45 ヒラメ

写真は昨年の夏、片貝で釣れた40cmのヒラメです。この日は浮きフカセに反応がなく、早じまいを余儀なくされました。帰り際、「やり残したことはないか?」と自問し、「車にルアータックルがあったな。せめてセイゴでも」と思って、ルアーをキャストしました…

房総釣魚図鑑 No. 44 ヒラスズキ

ヒラスズキといっても、ヒラセイゴです(^^;)上総湊でセイゴに混じって釣れました。ボートシーバスで友人がヒラセイゴを釣ったことがあるので、小さいものは東京湾内にもいるようです。大型のものは磯で釣れることで有名です。勝浦の地磯で、ベイトを追いかけ…

房総釣魚図鑑 No. 43 ヒメジ

元名海岸のボート釣りでシロギスの外道で釣れたヒメジ。かつて一度しか釣ってない“一点もの”です。下あごの下にひげが二本あって、どことなく鯉に似てますが、ヒメジはスズキ目ヒメジ科でコイ目と関係ありません。もう少し暖かい海には、オジサンというやは…

房総釣魚図鑑 No. 42 ニシキベラ

ベラの仲間はカラフルなものが多いですが、最も派手なのが“錦”と称されるニシキベラ。12-13cmの小魚で、たまに釣れます。房総のベラのシリーズはキュウセン、オハグロベラ、ササノハベラ、ニシキベラで打ち止めです。ベラの仲間は浮きフカセ、ボート釣り、投…

房総釣魚図鑑 No. 41 ニザダイ

かの有名なニザダイ、通称、サンノジです。昨年の夏、乙浜沖堤で初めて釣りました。乙浜沖堤は私にとって異次元の世界でした。50cmのイスズミの群れが目の前を悠々と泳ぎ、35cmのアイゴがバンバン釣れ、そしてこのサンノジの登場です。イスズミ、アイゴ、サ…

房総釣魚図鑑 No. 40 トラギス

勝山のボート釣りで釣れました。トラギスはテテカミという異名があり、パクッと噛みつきます。痛くはないですが、あまりのいじらしさに切なさを覚えます。しかし、非情に徹してコウイカのところで書いたブイヤベースの出汁に使いました。ブイヤベースの主役…

房総釣魚図鑑 No. 39トビウオ

興津東港で釣れました。トビウオを釣ったのは一度きりです。普通は潜って逃げるところ、この魚は飛んで逃げようとするから、妙な手ごたえでした。食べるには食べたようなのですが、味の方は・・・、覚えてませんm(__)m。 脱線しますが、飛ぶものといえば海鳥…