房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

ヴァンキッシュ、届きました。

磯釣り用に購入したヴァンキッシュ届きました。

  • <23ヴァンキッシュ> 
  • 番  手:C3000MHG 
  • 重  量:170g    
  •   購入価格:49,499円(税込)

当初ツインパワーを買うつもりでしたが、軽さを優先してヴァンキッシュにしました。ツインパワーとヴァンキッシュを比較すると重量で25%減(215g→170g)です(^-^)。一方、価格で50%増(32,260円→49,499円)です(ノД`)・゜・・・。

ヴァンキッシュで磯釣りする人は見たことないですね。プラスティックボディの強度云々いう方もおりますが、シマノのハイエンドリール(ステラを除く)です。何の心配もしてません。

メジナ釣りなら、世間的(メーカー的)には、レバーブレーキ(LB)付きのリールなんでしょうね。私は、竿を伸されそうになったら、手でラインを引っ張り出してます。離島でオナガ釣るなら話は別ですが、私の行くフィールドではこれで十分です。当然、LBなし方が軽いですし。

これが腕の負担軽減にどれだけ寄与するでしょうか?デビュー戦が楽しみです。(^^♪

 

 

浮きフカセ釣りでの腕の負担を軽減する方法

最近、浮きフカセ釣りをしていると、たびたび右腕がつります。歳のせいとは思いたくないですが、だんだんひどくなってきていて、釣りに支障がでてきてます。何とかしなければ。

対策としては、右腕に負担がかからないように、①魚を引き抜くときに両手で上げる、②そもそも引き抜かず、もっとタモを使う、③竿掛けを使って腕を休ませる、など考えられます。それから、④軽いタックルを使うという手もあります。これについて、以下一考。

まず、竿ですが、カタログ上の重量がいくら軽くても、重心が手元から遠ければ、いわゆる持ち重りのする竿になります。がまかつの竿には、持ち重りを表す値として「モーメント」が示されています。竿の重量(kg)×竿尻から重心までの距離(cm)だそうで、この数値が小さい方が持ち重りしないわけです。

私の今使っている、シマノの竿(EX磯2号48-53)で、重心を測ってモーメントを計算してみると、21~22くらいで、がまかつの竿と比べてもそん色ない値でした。この竿はズームロッドなので、伸ばしていない状態では意外と手元重心になっているようです。竿の重量も210gで、決して重くない。竿を替えても、あまり効果ないかもしれません。

次にリールです。筆者はリールについてはシマノ党で、シマノ前提となりますことをご容赦ください(^^;)。今使っているのは09アルテグラ2500で、275gあります。最新の2500番台のリールで最も軽いものは、ヴァンキッシュで170gです。100gの差があれば、効果はありそうです。

ただ、リールを付けた状態のバランスがどうなのか。「軽いリールを付けたせいで、重心が竿先になり、持ち重りが発生する」ことはないのだろうか。計算すれば分かりそうですが、手っ取り早く、実測してみました。

まず、竿をリールの持ち手部分を紐でつるします。リールなしの状態で、竿尻にペットボトルをぶら下げ、水を注ぎます。竿が平行になるまで水を注ぎ、水の重さを測ります。次に、09アルテグラを付けて、同様に竿が平行になるまでの水の重さを測ります。次に、ヴァンキッシュで測りたいですが、手元にないので、代わりにエクスセンス(195g)で、平行になる水の重量を測ります。

結果は、以下のようでした。

  • リールなし      395g
  • エクスセンスタックル 400g
  • アルテグラタックル  410g

(;´・ω・)? なんか、大差ないね。竿尻までの距離に対し、握り部分までの距離は半分の半分ってところだから、重量は倍の倍で、竿を平行に保つのに必要な力は、エクスセンス1.6kgに対し、アルテグラ1.64kgということでしょうか。まとめると、次のようです。

  • <竿を平行に保つ力=A、タックル総重量=B>
  • アルテグラタックル :A=1.64kg、B=210+275=485g
  • エクスセンスタックル:A=1.6kg、B=210+195=405g

リールが軽くなると、タックル総重量Aは軽くなります。竿を平行に保つ力Bも小さくなりますが、その差はわずかです。「重量は軽くなったのに、平行に保つ力は変わらない」ため、ひょっとすると、エクスセンスタックルは、アルテグラタックルより「持ち重りがする」と感じるかもしれません。しかし、それは錯覚で、竿を平行に保つ力もわずかに減っています。それに加えて総重量も軽くなっているので、体の負担はエクスセンスタックルの方が小さいといえそうです。

結論として、私の場合、①竿を替えてもあまり負担軽減効果はない。②軽いリールを使うとそれなりに効果はある。ということで、早速ヴァンキッシュを購入しようと思います!

なぜそんなに決断が早いかというと、何年か前から浮きフカセのリールを替えようと思っていて、機種選定までしているのですが、持病の「まだ使える」病が出て、買えずにおりました。これでやっと踏ん切りがつきました。

ちなみに、想定していた機種はツインパワーです。ツインパワーの方が頑丈そうで、磯釣りに向いていそうですが、軽さはヴァンキッシュですね(ちょっと値は張りますが)。まー、ヴァンキッシュで磯釣りする人は珍しいでしょうね・・・。

正月の食卓

あけまして、おめでとうございます。

年末に釣った魚は、正月の食卓を飾りました。写真の左右上の白身が釣ったメジナです。また、メジナでこぶ締めも作りました。魚屋でナマコ、マグロ、タコ、コノシロを買い、ナマコ酢と刺身を作りました。酒は常山の純米大吟醸「随一」。いい感じに酔っぱらいました。今年もよろしくお願いします。

南房メジナ釣りで37cmのクチブト!正月の刺身はこれでオッケー

正月の刺身用のメジナを釣ろうと、南房に行ってきました。前回、30cmを釣った場所は先行者がいました。まぁ、世の中は暮れの休みなので、想定内です。近くで竿が出せそうな場所を探します。周辺はこんな感じです。ところどころ切れ目があって、外海に面する磯にはなかなか行けない(;´・ω・)。まぁ、これも想定内。1時間歩き回って、ようやく良さげな場所を見つけました。全体的に浅いですが、奥の岩礁の手前が深くなっています。前回、30cmどまりだったので、今回は大物に狙いです。メジナ針の(寒グレ)8号に、ハリス1.5号で、釣りスタート。開始直後に、ベラが4~5尾釣れましたが、それ以外は何も釣れず。驚いたことに、木っ端メジナがまったくおりません。メジナ0尾の時間が2時間続きました。

うーん、場所の見立てが悪かったか・・・。しかし、磯替えする時間はないし、ここ以上に釣れそうな磯は見当たらない・・・。

この磯で、釣れそうな場所は対岸の磯の縁1か所。もう腹を括るしかない。ウキ下を根掛かりしない、ギリギリの3ヒロにして、潮上にコマセを打ち、潮下に仕掛けを入れる。これを愚直に繰り返すしかない。唯一の救いは風はそれほどでもなく、「超遠投」という触れ込みの配合餌は、シャクを強く振ってもバラバラにならずに、狙った場所に入ることです。

ここまで、メジナのメの字もなかったのですが、その時はきました。ちょっとサラシが入ってきた後に、ゆらゆらと浮きが沈みます。とても、メジナのアタリには見えません。十分沈んだところで合わせると、竿が胴から曲がるような重量感のある引き。チリチリとドラグが鳴ったところで、ばれました。フックアウトかと思ったら、ハリスが切れていました。

悔しいというより、場所の見立ては間違っていなかったことが嬉しかったです。しかし、喜んでる場合じゃありません。メジナは同じサイズで群れを成します。群れを留めるため、コマセを続けて打ってから、針を付けなおし、同じラインを流します。すると、再現ビデオのように浮きが沈みました。合わせると、今度はしっかり乗りました。

強い引きに竿が伸されないように、手でラインを引き出します。正直、やり取りは超下手くそでした。よくぞ根に潜られなかったものです。何とか、ネットに収まったのは、37cm、935gのクチブトでした。        

磯上、\(^ロ\)(/ロ^)/ 歓喜の舞。

この日釣れたメジナはこの1尾だけ。夕方が満潮だったので、退路が断たれる前に、15時に納竿しました。これが低い地磯の怖いところです。

 

我が家の正月の刺身は何とかなりました。(^^♪ 

皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

思案橋「IWI(イーウィ)」

出張で長崎に行きました。夕食後、思案橋方面を一人でぶらぶら歩き、IWI(イーウィ)というショットバーに入りました。マスターはニュージーランド人。客は私しかいなかったので、しばらく話しをしました。長崎は、修学旅行客は多いものの、夜の飲食の客足はあまり戻ってきていないそうです。

ニュージーランドで知っているのはラグビーくらい。ワールドカップでは、決勝で南アフリカに1点差で負けちゃったそうで。自然と、オールブラックスが試合前にやる儀式「ハカ」の話になりました。マスターはYoutubeで色んな映像を見せてくれました。なんでも、高校の授業(全校集会)で、ハカをやるんだとか。何とも勇壮かつ、血沸き、肉躍るセレモニーです。

 私   :「ところで、これ、何て言ってるの?」

 マスター:「アイル キル ユー!! 」(野太い声で)

      「アイル フ〇〇ク ユー!!」(〃)

 私   :「・・・。全然、ジェントルじゃないんだね」

 マスター:「当り前よ。戦争だからね」

 私   :「教育に良くないね」

 マスター:「いや、強い男を育てる教育よ」

 私   :「・・・なるほど」

気分よくジントニックゴッドファーザーエスプレッソマティーニと、三杯飲みました。まだまだ飲めてしまいそうでしたが、次の日は大事な仕事があるので、自制することに。

 私   :「マスター、お勘定」

 マスター:「はい、1,000円」

 私   :「私3杯飲んだよ」

 マスター:「じゃ、1,500円」

適当だな~。そして安!また来たいものだが、縁はあるかな・・・。

メジナの竜田揚げ

骨を気にせず、大人も子供も気軽に食べられ、冷めても美味しくいただけます。

【材料(3人分)】

 ・メジナの身400g(30cmサイズ2尾)
 (A)
 ・しょうが汁10g
 ・しょうゆ40g
 ・酒小さじ40g
 (B)
 ・かたくり粉大さじ3
 ・小麦粉大さじ3

【作り方】

  1. メジナをなるべく厚みを揃えて、一口大に切る。
  2. Aをボールに合わせ、1を10-15分漬ける。
  3. 2をボールから取り出し、キッチンペーパーで汁気を取る。
  4. Bをビニール袋に入れ、3を入れてまぶす。
  5. 鍋に深さ1cmくらいの油を入れ、180℃に熱する。
  6. 4を片面2分、ひっくり返して2分揚げる。

【所感】

濃い味にしたいときは、タレに漬け込む時間を15分で、タレをあまりふき取らずに粉にまぶします。薄い味にしたいときは、漬け込む時間を10分にして、タレをよくふき取ってから粉にまぶします。濃い味は最初は美味しいですが、量が多いと飽きるかも。結局、薄い味の方が無難かもしれません。塩をふるなど、味を足すのは後からでもできるので。

南房メジナ釣り

ここのところ小さいメジナばかり釣っているので、少し大きめのメジナを狙って、南房の地磯に行ってきました。風もなく、絶好の釣り日和でした。初めての磯なので、手探り状態です。最初の場所は沖から岸に向かって流れる「当て潮」で、どうにもならず。うねりが入ってきて、サラシになり、なかなか釣りづらい状況です。うねりの入ってこない岩礁の中という手もありましたが、あえて、波がざっぱん、ざっぱんいってる潮通しの良い方に移動しました。せっかくガソリン代かけて遠くまで来たので、ここは攻めの気持ちで。

移動した先で、30cm前後のメジナがばんばん釣れました。場替え、成功です!

このサイズが10尾くらい釣れました。こんなに釣れたのは、久しぶり。連続ヒットで、右腕がつりました。いてて・・・(;´Д`)。サイズアップを狙いましたが、結局、全部引き抜けるサイズで、一度もタモを使いませんでした。最終的に30cmを2尾、持ち帰りました。場所を開拓できたことを含めて大収穫ですが、35cmとは言わずとも、もう数センチ大きいのが来てくればなぁ。足場も良いので、また来たいと思います。次こそは。

以下、ゲストのアイゴ35cmとイスズミです。アイゴは同じサイズがもう一尾釣れました。腕がつった原因の半分はこいつのせいです。いわずと知れた毒魚ですが、刺身は美味いらしいので、いつか試してみたいです。イスズミは初めて釣りました。噂には聞いていましたが、口に細かくて鋭い歯が並んでいて、ハリスが簡単に切れました。