房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

南房メジナ釣りで37cmのクチブト!正月の刺身はこれでオッケー

正月の刺身用のメジナを釣ろうと、南房に行ってきました。前回、30cmを釣った場所は先行者がいました。まぁ、世の中は暮れの休みなので、想定内です。近くで竿が出せそうな場所を探します。周辺はこんな感じです。ところどころ切れ目があって、外海に面する磯にはなかなか行けない(;´・ω・)。まぁ、これも想定内。1時間歩き回って、ようやく良さげな場所を見つけました。全体的に浅いですが、奥の岩礁の手前が深くなっています。前回、30cmどまりだったので、今回は大物に狙いです。メジナ針の(寒グレ)8号に、ハリス1.5号で、釣りスタート。開始直後に、ベラが4~5尾釣れましたが、それ以外は何も釣れず。驚いたことに、木っ端メジナがまったくおりません。メジナ0尾の時間が2時間続きました。

うーん、場所の見立てが悪かったか・・・。しかし、磯替えする時間はないし、ここ以上に釣れそうな磯は見当たらない・・・。

この磯で、釣れそうな場所は対岸の磯の縁1か所。もう腹を括るしかない。ウキ下を根掛かりしない、ギリギリの3ヒロにして、潮上にコマセを打ち、潮下に仕掛けを入れる。これを愚直に繰り返すしかない。唯一の救いは風はそれほどでもなく、「超遠投」という触れ込みの配合餌は、シャクを強く振ってもバラバラにならずに、狙った場所に入ることです。

ここまで、メジナのメの字もなかったのですが、その時はきました。ちょっとサラシが入ってきた後に、ゆらゆらと浮きが沈みます。とても、メジナのアタリには見えません。十分沈んだところで合わせると、竿が胴から曲がるような重量感のある引き。チリチリとドラグが鳴ったところで、ばれました。フックアウトかと思ったら、ハリスが切れていました。

悔しいというより、場所の見立ては間違っていなかったことが嬉しかったです。しかし、喜んでる場合じゃありません。メジナは同じサイズで群れを成します。群れを留めるため、コマセを続けて打ってから、針を付けなおし、同じラインを流します。すると、再現ビデオのように浮きが沈みました。合わせると、今度はしっかり乗りました。

強い引きに竿が伸されないように、手でラインを引き出します。正直、やり取りは超下手くそでした。よくぞ根に潜られなかったものです。何とか、ネットに収まったのは、37cm、935gのクチブトでした。        

磯上、\(^ロ\)(/ロ^)/ 歓喜の舞。

この日釣れたメジナはこの1尾だけ。夕方が満潮だったので、退路が断たれる前に、15時に納竿しました。これが低い地磯の怖いところです。

 

我が家の正月の刺身は何とかなりました。(^^♪ 

皆様、どうぞよいお年をお迎えください。