房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

スズキの洗い

スズキの薄造りを、氷水で洗って、キッチンペーパーで良く水気をとる。それだけです。(;^ω^)f:id:rioeyattchi:20210516184858j:plain

f:id:rioeyattchi:20210516184917j:plain酢味噌(味噌:酢:砂糖=4:2:1)でいただきます。刺身と食べ比べすると洗いの良さが分かります。刺身は2~3切れまでは美味しいのですが、飽きてきます。洗いは、刺身に比べて淡泊に感じますが、いくら食べても飽きません。脂と匂いを落として、身を氷で〆て涼感と歯ごたえを引き出します。「スズキは洗いにするための魚」と聞いたことがあります。なるほどなぁ・・・、と昔の人に知恵に感心します。

蛇足ですが、ウナギのかば焼きも昔の人の知恵です。蒸してから焼いて、脂を落とし、濃い味付けにして、山椒を振る。そうでもしないと、脂臭くて食えない魚なんです。しかし、最近は「白焼き」を、ワサビで食べるのが流行っております。「何を好んで、そんなものを」と思わなくはありません。しかし、脂てっかてかの養殖サーモンが好まれる時代だから、仕方ないですね。