房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

外房メジナ釣り

あけましておめでとうございます。一昨日、初釣りに行って来ました。外房のメジナ釣りです。のんびりと午前9時ごろに家を出ました。場所はノープラン。 良さそうな場所を見つけて、竿を出すつもりです。

外房沿いに車を走らせていると、良さそうな防波堤が視界の端に引っ掛かりました。車を停めるスペースを見つけて、歩いて偵察すると、良さそうです。実に。気になるのは、攻められる場所が狭く、パターンが限られてくることか。(爆釣か、ゼロかどっちかだな・・・)。ダメそうなら、移動すればいいと割り切って竿を出しました。f:id:rioeyattchi:20210110155754j:plain刺し餌は取られるので、年末の内房釣行と違って、魚の活性はありそうです。20分ほどすると、コマセが効いてきて、コマセに突進するメジナの黒い影が!型も良さそう。すぐに、28cmが釣れました!(^^)!f:id:rioeyattchi:20210110155812j:plainそれから、あっというまに23~28cmが5尾釣れました。すでに持って帰る上限の量です。大爆釣というか、中爆釣くらいです(^^;)f:id:rioeyattchi:20210110155829j:plainしばらくすると、サヨリ釣りのおじさんが来ました(上の写真の右の人)。おじさんは、「サヨリ釣ってると大きいメジナが掛かるんだよ」と言ってましたが、その言に違わず、ばんばんメジナを釣ります。コッパだけかと思っていたら、25cmアップも次々釣りだしました。

メジナ狙いの私より、明らかに効率よく釣ってます Σ(゚Д゚)。(何が違うのか?)。おじさんの釣りを見ていると、すぐに理由が分かりました。サヨリ釣りなので、仕掛けを入れた後に、浮き周辺にコマセを撒いています。私は、コマセを撒いてから、仕掛けを入れていました。どうやら、メジナがコマセに集まってきて、水面をバシャバシャ叩くくらい浮いたときは、仕掛けを入れた後にコマセ打った方が効果的ということがある、ということのようです。

刺し餌の方がコマセより沈む速度は速いので、刺し餌の後にコマセを入れても同調しません。しかし、このように「場が沸騰」しているときは、仕掛けを先に入れ、後からコマセを撒いて魚の「スイッチ」を入れた方が良い場合があるということです。その方が、刺し餌を取られず、かつ、深い層の大型を食わせやすい。この場合、コマセは、匂いや味ではなく、コマセを打つ音と、餌が散らばる視覚的な要素、加えて、浅い層の魚がコマセに向かう姿によって、深い層の魚のやる気を刺激するようです。ひとつ勉強になりました。f:id:rioeyattchi:20210111102132j:plainメジナは、干物、肝刺し、アラ煮、刺身などで食卓を賑わせました。刺身の皿の黒いのは皮の湯引きの酢味噌和えです。良型メジナを全部リリースしていたサヨリ釣りのおじさんに言いたい、この時期のメジナは旨いですよ!