房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

あぶってかも

岩井袋で釣ったスズメダイ×9尾です。510gあったので、1尾あたり56gです。大きめの2尾は刺身に、残りは福岡名物「あぶってかも」を作ってみました。f:id:rioeyattchi:20200622103520j:plain鱗も内臓も取らず、塩にまぶして、ビニール袋に入れ、1.5日塩漬けしました。f:id:rioeyattchi:20200622103535j:plain塩をよく洗い流し、きつめに焼いて完成(グリル設定:上中火、下強火で10分)。刺身は上のピンクっぽいのがスズメダイで、下はメジナです。f:id:rioeyattchi:20200622103600j:plain食レポ

鱗も内臓も食べるという、無駄のない料理です。私は歯が達者な方で、普段から小魚の骨は食べちゃうので、まったく問題なく、むしゃむしゃいけました。皮ぎし(際)の脂が溶け出して、皮が油で揚げた状態になるので、鱗も食べられます。内臓は卵が入っていてほくほくしてました。一方、嫁さんの方はあまり箸が進んでなかったようです(^^;)。身は美味しいと言ってましたが、内臓や鱗はよほどの魚好きでないと、ね。

刺身は、小魚らしく、旨味は希薄です。皮を剥いてしまうと、この魚の良さがなくなるので、皮を残して焼き切りや霜降りの方が良いかもしれません。

グリルを洗おうとすると、受け皿にすごいの量の脂が落ちていて、「あぶってかも」の名は伊達じゃないと思いました。この魚を万人が美味しく食べるには、ハタハタみたいな感じの干物が良いと思います。頭、鱗、内臓、中骨を取って、骨を気にせずに食べられるようにすれば、子供も喜ぶと思います。

磯がスズメダイに乗っ取られている時期は、延竿&玉ウキのスタイルで、これを専門に狙ってみるのも楽しいかもしれません。