私がシーバス釣りに使っているリールは09アルテグラでした。今年に入って、糸撚りによるトラブルが続発しました。リールのラインローラーの不調が糸撚りの原因かもしれないと思うに至って、リールの購入を決断しました。実は、昨年、新調するつもりで機種選定までしていたのですが、シーバスシーズンが終わったため、放置していました。
決めていた機種というのはシマノのツインパワーです。しかし、「シーバス専用」なる文字に惑わされ、土壇場で21エクスセンスに心変わりしました。この4月に販売されたばかりの新製品というのも魅力的でした。
以下、新リール「21エクスセンス3000MHG」を使った初釣行のインプレッションです。(^-^)
- 軽い!なんと、前のリールより80gも軽い。さすがにタックルバランスが変わりすぎて、最初は霞を切っているようでした。慣れるまで(腰が入るようになるまで)少し時間が掛かりました(^_^;)。
- 飛ぶ!ティップが走ると軽いルアーも気持ちよく飛んでいきます。確実に飛距離アップしてます(本人比ですが)。
- 滑らか!リトリーブで流れや波が感じ取れます。ふむふむ、これはすごい。この情報を釣果アップにつなげられるかどうかは腕次第。
- 黒い!竿も黒(ラブラックス87LML)なので、とにかく真っ黒です。
運よく25cmを1尾釣ることができました。ルアーはワンダー80です。ワンダーで50mは飛んだと思います。ドラグ性能を試したかったですが、さすがに25cmでは鳴らず(^_^;)。シマノのテスターは、このリールのインプレ動画で90cm、7kgという化け物を釣ってましたが、私はこんなものです。
まだまだ機能は使い切れておりません(^_^;)。特にドラグとハイギアですね。大物が掛かったときに、このリールの本当のすごさが分かると思います。楽しみです。
<新旧リール比較>
09アルテグラ2500 | 21エクステンス3000MHG | 差 | |
重量g | 275 | 195 | -80 |
巻上長cm | 73 | 86 | +14 |
ギア比 | 5 | 5.8 | - |
ベアリング数 | 4 | 11 | +7 |
定価¥ | 15,500 | 61,000 | +45,500 |
一番衝撃的なのは重量でなく価格・・・4倍っす(;´∀`)
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追記:約半年後の使用感(2021.9.25)
この記事を書いてから約半年が経ちました。釣行は17回で、釣ったシーバスは12尾、マックス50cmです。前のリール(09アルテグラ)と比べるのは酷ですが、やっぱり、いい道具は、いい・・・(しみじみ)。まず、シャロー&ロングスプールは、飛距離にかなり貢献してると思います。何と言っても、軽さの恩恵は大きく、おかげで疲れ知らず。また、使うほど実感する「マイクロモジュールギアⅡ」がもたらす巻きごごち。正直、買ったときはそれほど注目してませんでしたが、やっぱりいいっス。まだ、大型を釣ってないので十分実感できてないですが、ドラグ性能も半端ないですね。これから秋のハイシーズンが楽しみです。
ネットやyoutubeで、21エクスセンスの情報を見ていますと、「21エクスセンスは、19ヴァンキッシュのマイナーチェンジ版」というコメントを良く見かけます。19ヴァンキッシュと違うのは、①アルミハンドルと②ラピッドファイヤドラグの搭載、③DLCラインローラーの非搭載の三点のみです。悪し様に言えば「2年前のリールに味付けを変えただけ」と言えないことはないかもしれません。
そんな開発背景はおいといて、現オーナーの意見としては、21エクスセンスは、「シーバス専用機」として、文句のないリールです。「強風」を改造したら「紫電改」になったとか、「飛燕」を改造したら「五式戦」になったとか、改造したら案外、名機になったという例はあるのです。マニアックな例えですみません。
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追々記:ドラグ使用感(2021.11.25)
秋のシーズンで60cmアップを3尾釣りました。マックス65cmです。ドラグは素晴らしいの一言。ドラグを鳴らして一気に走られましたが、まったく慌てませんでした。ものすごく、心強いです。去年、水深の深い桟橋の足元で大物がヒットし、魚がパニクって無茶苦茶にラッシュして、制御できずラインブレークということがありました。くやしさより、魚に申し訳ない気持ちで一杯でした。何とかルアーが外れて、生き延びてくれと祈るばかりでした。同じシーンになっても、このリールがあれば、きっと大丈夫です。