房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

盛岡じゃじゃ麺

盛岡に出張したので、昼食にじゃじゃ麺をいただきました。ゆでたてのうどんのような麺に、ネギとキュウリと肉味噌?が乗ってます。この状態から、ラー油、酢、刻み海苔、ニンニクなどを加えて、まぜまぜして、自分の好みの味に仕上げていくそうです。私は、とりあえず、何も加えずに食べてみて、途中からラー油、酢、刻み海苔を加えました。麺を食べ終わった後の器に、溶いた生卵を加えて、お店の人にお願いすると、スープを入れてくれます。これが、「ちーたん」です。素朴な味わいで、温まりました。岩手県の人によりますと、戦後のもののない時期に中華料理のジャージャー麺を再現しようとして作られ、それが独自の料理として定着したようです。

シーバス開幕

先週、千葉市海岸にシーバス釣りに行って来ました。先々週とは打って変わって、釣り場には誰もおりません。北風が吹いて、急に寒くなりました。相変わらず、ベイトは見えず。直観的に、潜らせた方がいいかな、思いましたが、とりあえず表層探ってから潜らすことにしました。シャローアサシンで広範囲を探りますが、反応なし。

(いけねっ)。岸壁際にキャストしたら風で煽られ、ラインが陸側に乗り上げてしまいました。歩いてラインを巻きとり、岸壁に引っかかったルアーを回収しようとして、海面を照らすと驚きました。すごい数のベイトフィッシュです(@_@)。(コノシロか!?)。水面から少し下を泳いでいて、表面的には分かりませんでした。これだけいて、シーバスがいないはずありません。

アワアワ・・・。とりあえず、岸壁周辺をシャローアサシンで叩いてみますが、やはり反応なし。では、潜らせようということで、X80にチェンジ。その一投目で、ヒット!重量感たっぷりで、ドラグがウィンウィンウィーーーと鳴ります。無事にネットイン。今シーズン初シーバスは、良く肥えた66cmです。嬉しい!その後も、ベイトがゴンゴン、ルアーに当たる状況で、一度ルアーに引っかかりました。やっぱりコノシロでした。20cm超です。

ナイスサイズをキャッチして、ようやくシーズン開幕です。船橋のまき網船が千葉市海岸のかなり近くで操業していることもあって、秋になっても釣果はあがってきていないという話を聞きました。これから良くなっていくことを期待します。

昔ながらの釣具屋

この秋、ハゼ釣りに2回行きました。概ねこのような仕掛けでやってます。

一番上の唐辛子浮きは、ヤマベ(オイカワ)釣りに使っていたもので、ハゼ釣りにはもうちょっと浮力が欲しいところです。浮力だけなら玉ウキでもいいのですが、玉ウキは、ふらふら、ゆらゆらという微妙なアタリを見逃すのです。

ネットで買うことはできますが、やはり手に取って選びたい。昔、町の小さな釣具屋に、フナやタナゴを釣るための唐辛子浮きが売っていてものですが、そういう釣具屋さんは姿を消してしまいました。八百屋、魚屋、本屋、文房具屋、おもちゃ屋、みんな消えて、AEONがあるだけ。それと同じです(;´・ω・)。

唐辛子浮きを求めて「フィッシング稲毛」を訪問しました。店内は、昭和の釣具屋にタイムスリップしたかのような懐かしさ。お目当ての唐辛子浮きも、たくさんありました(涙)。全種類、大人買いしたい衝動を抑えて、とりえず、4つ買いました。それと、錘をばら売りしていたので、3、4、5号のナス錘を1個ずつ買いました。大手ショップは10個600円という売り方です。10個もいらんのよ・・・。あとは、泳がせ釣りに使う丸セイゴ針。8品買って、1,298円でした。

こういうお店はなくなってほしくない。フィッシング稲毛さん、あと、市原フィッシングセンターさん、どうか末永く頑張ってください。応援しています。

ハゼの甘露煮

釣ったハゼで甘露煮を作りました。今回使ったハゼは、8cmくらいのものを33尾。

①鱗とはらわたをとったハゼを素焼きに。多少焦げてもいいので、頭から食べられるくらいにしっかり焼く。↓ ↓ ↓

②焼いたハゼを1~2日干して、「ハゼの焼き干し」の完成。↓ ↓ ↓③焼き干しを、お茶と昆布で一晩戻す。上:戻す前。下:戻した後。↓ ↓ ↓

④戻し汁に水200cc、酢大さじ3杯加え、汁がなくなるまで煮る。↓ ↓ ↓⑤煮汁(酒100ml、しょう油50ml、砂糖50g、みりん大さじ3)を加えて、弱火で汁がなくなるまで煮る。↓ ↓ ↓⑥完成!↓ ↓ ↓ 甘露煮をどれも同じ味と言うなかれ。ハゼの甘露煮は、濃厚な出汁の旨みを身にまとっておりますゾ。

コラム:甘露煮とは

 甘露煮とは、簡単に言えば一度焼いた魚を煮る料理である。手間をかけ、砂糖をふんだんに使ったこの料理は、昔は贅沢品だったことだろう。わざわざ焼いてから煮るのは、頭や骨を柔らかくするためである。骨は、焼く、揚げる、圧力鍋で煮るなど、高温で加熱すると柔らかくなる。焼いてから煮れば、煮る時間を短縮できるし、身も崩れない。今回はハゼを頭からむしゃむしゃ食べられるくらいまで良く焼いた。こうすれば、煮て骨を柔らかくする必要はないので、味付けのために煮るという気持ちでいられる。骨を柔らかくするため、酢や梅干し入れて煮るなどの手段はあるが、良く焼くのが一番だと思う。

 つらつら調べると、ハゼの甘露煮は、干してから焼いたり、焼いてから干したり、干さずに焼くだけだったりと、作り方はまちまちだった。ハゼは「焼き干し」が有名なので、今回は焼いてから干し、それを戻して煮ることにした。イメージした甘露煮に仕上がったので、正解だったと思う。一つだけ言えば、昔ながら味付けではあるが、しょう油はもっと少なくてもいいと思う。ハゼの「焼き干し」はみそ汁や雑煮の出汁に使われたり、骨酒に供されたりしている。また、ハゼの顔は翁(老人)に似ていることから、ハゼの甘露煮を長寿祈願の縁起物として、正月に出すところもある。

内房小河川ハゼ釣り

内房の小河川にハゼ釣りにいってきました。延べ竿で仕掛けはこんな感じ(画面右が竿先側、左が針側)。親浮き+シモリ浮き3個です。エサはジャリメ。

大潮で、潮が動いて、いい感じに釣れました(*'ω'*)。仕掛けもばっちり。何度か30~40cmのシーバスが針に掛かったハゼに喰いつこうとしたので、小ぶりのハゼをつけて泳がせ釣りをやってみました。しかし、針はハゼ用で、ハリスは1.5号。しかもタモなし(^^;)。まあ、30~40cmなら何とかなるかな。すると、きき、来ました!ヤバい、でか過ぎる。対岸に突っ走り、ドラグが悲鳴を上げました。しかし、なんかシーバスっぽくない。ん?エイでした( ;∀;)。引っ張りっこしてたら、うまいこと針が外れてくれて助かりました。その後、泳がせにシーバスは2回掛かったのですが、いずれも吐き出されてバラシ。やはり、ハゼ針では無理か。次は、セイゴ針と、タモを持ってこよう。でも、そろそろルアーのシーズンだから、何も餌で釣ることはないかな~('◇')。

持ち帰ったハゼは63尾(600g)でした。大きいのは天ぷら、小さいのは佃煮にしよう。

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晩の食卓に天ぷらが並びました。ふわふわでサクサクです。ハゼは独特の風味があって、最高の天ぷら種のひとつです。ひとり10尾ずつですが、子供もペロリでした。願わくは、もうちょっとサイズが欲しかった。さーて、どうすればサイズアップするかな・・・。

・②で腹の皮を残そうとすると、ちょいちょい失敗します。腹の皮を切ってしまうのがコツだと途中で気づきました。揚げ姿も腹がV字に切れていた方がきれいです。今回30尾をさばくのに要した時間は40分でした。

・揚げる際に、反りかえってしまうのを防ぐには、皮を下にしてそっと投入し、尻尾をつまんで2~3秒、上下がひっくり返るのを抑えることです。

千葉港は大賑わい

連休前日の夜、千葉港にシーバス釣りに行って来ました。

ビーチプラザで、シーバス狙いの人が10人くらいいました。ウェーディングが1名。ベイトはほとんど見えず。シャローでバイトが1度あったのですが、フックさせられず。チャンスは一度きりでした(^_^;)。くそー。

見た限りでは釣れたシーバスは2尾です。ベイトがいないので、まだちょっと厳しい感じでした。魚より釣り人の方が多い印象で、一度、隣と人とお祭りになりました。

シーガル広場の岸壁には、ファミリーっぽい人がずらり。50~80人くらいはいたでしょうか。投げ釣りだったり、シーバスだったり、電気ウキだったり、思い思いの釣りをしてましたが、こちらでキャッチしてる人の姿は見ませんでした。

キャストする隙間がなかったので、投げずに帰ってきました。以上、秋のシーバスにはもうちょっとというお話でした。

ハゼ釣り堪能

内房の川にハゼ釣りに行ってきました。小河川なので延べ竿を使った釣りです。延べ竿のハゼ釣りは本当に久しぶり。童心に返って、昨日からワクワク感が止まりません。初めての場所なので釣れるかどうか・・・。開始早々に釣れました! (^^) 場所の選択は間違っていなかったようです。続いて、良型が釣れました。よし、このまま釣りまくるぞぉ。と思ったら、5~6尾釣ったところで、アタリがぱったり止みました。('_')・・・。潮の関係でしょうか?場所移動は消極的な方ですが、今回ばかりは、周囲50mにわたってアタリが皆無なので、移動せざるを得ず。河口方面へ移動。ここでは途切れずに釣れました。(^^♪ 仕掛けは紆余曲折を経て、最終的にこんな感じ。浮きは沈めて使いました。欠点は、水深が深すぎると浮きが見えなくなるし、浅すぎると浮きが浮かんでしまって、錘とのテンションがなくなり、アタリがでにくくなること。ですので、浮きが沈みつつ、かつ視認できる範囲にあるように、ウキ下の調節が頻繁に必要です。要するに「しもり浮き」の釣りを、浮き一個でやった感じです。構造がシンプルで悪くないですが、水深が変化した時の対応が後手に回るので、次はやるならしもり浮きかな。

 

そして、夕方の終了間際、今日一の大型が釣れました。あれ?ハゼはハゼだが、何か違う・・・。帰ってから調べたら、これはウロハゼという魚でした。マハゼより大型のハゼです。知らなかった。最後の一投でセイゴが釣れました。20cmくらいですが、延べ竿だとなかなかスリリングでした。ハゼ38尾、セイゴ2尾、ウグイ1尾、合計600gを持ち帰りました。ハゼは小さいものは放流したので、それを入れれば50尾は釣ったかな。初めての場所で、上々の釣果です。