房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

キスをもっと釣りたい。

これまでキスのボート釣りに31回行き、421尾のキスを釣った。1釣行当たり平均すると13尾だ。うーん。確かに釣れる時は30尾以上釣れるけど、10尾以下の日も坊主の日もあるから、リアルな数字だと思う。

問題は、旧ボート(オカモトFR700)より、新ボート(ジョイクラフトブラックマグ)の方が釣れていないという点だ。旧ボートは手漕ぎ、新ボートは1馬力エンジンが付いているにも拘わらず、だ。ガーン。

 FR700                23釣行  326尾    平均14.2尾
 ブラックマグ     8釣行    95尾      平均11.9尾

言い訳をすると、主戦場であった上総湊が全然釣れなくなってしまった影響が大きい。2018年7月から2021年6月まで、上総湊に4回釣行して2尾2尾1尾0尾という貧果で、とうとう上総湊を放棄するという決断をした。その後、新しい釣り場への移行を進めていて、竜島海岸で10尾岩井海岸で23尾と、少し光明が見えてきたところだ。

と、いうわけで、ここらでちょっとキス釣りを頑張ろうかと考えた。まず、これまで竿は2本で運用してきたが、4本にしたい。キスは群れに当たると次々にアタるので、この瞬間にエサのついた針が倍あれば釣果も倍になると思う。

問題は、ちゃんと運用できるかどうか。陸上とボートでは大違いで、ボートの上では、エサを付けるのも、仕掛けを代えるのも大仕事だ。正直、2本でも一杯一杯であった。そこで、これまでの180cmの竿をやめて、100cm前後のショートロッドを4本新調する。

釣り具屋に行ったら、あるじゃありませんか、ファミリーコーナーに良いのが。穴釣り用だが、これで十分だ。90cm(2,380円)を2本、120cm(2,400円)を2本購入した。ボートの左右に2本ずつ出すので、同じサイドでは違う長さの竿の方が好都合と考えた。キャストの飛距離が違うから仕掛け同士が絡まらないし、ボート上での取り回しも、長さが違えばかち合わずに済む。

運用のイメージは以下の通り。

  1. 竿4本にエサを付け、まず左右に2本投入する。
  2. パラシュートアンカーを入れてボートを流す。
  3. アタリがあったら、その方向に待機している2本を投入。
  4. 投入後、アタリのあった竿の魚を取り込む。
  5. この後は、取り込み、再投入というサイクルを繰り返す。
  6. 適当なところまで流したら、仕掛けを上げて、風上に戻る。

ミソは「3.」である。アタリがあれば取り込みたくなるのが釣り人の性(さが)だが、ぐっとこらえて、そこにいるはずの群れめがけて仕掛けを投入する。上手くいけば、次々にヒットするはずだ。

脳内ではうまくいっても現実はどうか。結局、風の強さと方向、魚の活性がすべてという気もする。いずれにしても、早く釣りに行きたいぞう。

4本竿のイメージ