房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

ダイワ DXR 1.25-53 購入

(あらすじ)浮きフカセ釣りをしていて、右腕の攣り(つり)症状に悩まされた筆者は、腕の負担を減らすべく、新しいリールとしてヴァンキッシュを購入した。続いてロッドも見直すことにした-。

 

右腕の負担を少なくするには軽いタックルを使えばよいのですが、竿の重量の軽いものを選べばいいわけじゃありません。重量では表現できない、いわゆる「持ち重り」の問題です。私の大雑把な計算では、5mの磯竿を水平に保つために必要な右手の力は1.6kgです。これに竿の重量200gとリールの重量200gが加わって、竿を持つ右手は常に2kgの負荷が掛かってます。

5mという長尺の竿を竿尻から50cmくらいのところで支えるには、そのくらいの力が要ります。持ち重りを解消するには、竿尻を重くすれば良いのですが、重くし過ぎると操作性が悪くなってしまうとうジレンマがあります。私はできるだけ腕の負担を軽くしたいので、操作性に多少目をつぶってもバランス重視の竿はないものか-。

調べたら、私の要求にかなり近いコンセプトの竿がありました。2014年製品で、ちょっと古いですが、ダイワのDXRです。以下、メーカーの口上です。

「持ち重り感を解消し、操作性のさらなる向上を目指す。釣り人の動きを快適にサポートする理想的バランス」

「一日の流れの中では、竿を積極的に動かして操作している時間より、じっと竿を構えている時間のほうが遙かに長い。そこで「DXR」は竿先を下げて構えた状態での重量バランスの最適化を図り、そのうえで各動作における性能の向上を探っていった。

具体的には細身肉厚設計のスリムなブランクスの後端に、バランサーの役割を持たせたセパレートグリップを装着することで、支点が手元付近にくるよう調整。重量の嵩むセパレートグリップをあえて装着している理由もあり、自重が特別軽いわけではないが、リールをセットして竿を構えたとき、「おっ、軽いな」という印象を持っていただけるはずである。」

DXR 1.25-53, 227g,  JANコード4960652959391, 製品コード06575405, 発売年2014, 税込価格¥64,680

要するに「バランサー効果付きグリップエンド」で竿尻を重くしているわけです。私が求めているのはこういう竿です。何なら、竿の重量が300gになってもいいから、もっと徹底的にやって欲しい。

10年前の製品なので、新品はないです。あったとしても、この価格じゃ買えません。ネット上で中古を探したら、何点かありました。一番程度の良さそうな32,780 円(税込)のものを購入しました。この竿は、先調子(STM)と胴調子(メガトップ)の2種類あるのですが、私が買ったのは胴調子の方です。