房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

プレート抜去手術・終了

本日、右手首の金具(プレート)を抜く手術をしました。専門用語で抜去(ばっきょ)というようです。流れは、埋め込むときと同じ。

①左手に点滴。(前回は2度、今回は1度失敗)(涙)

②鎖骨より伝達麻酔。(今回は前回ほど効かず、局部麻酔をしながらの施術)

③切開&抜去。

④縫合。

当たり前ですが、前回の骨折したばかりの箇所に金具を埋め込む手術より、全然気が楽でした。骨折は治っているわけだし、金具を外すだけですから。途中、看護師さんに「今、何本抜けました?」とか話しかける余裕がありました。やっぱり、ドリルとハンマーでガンガンやりだしたときは半泣き、半笑いで、ぽろっと「・・・日曜大工」とつぶやいたら、「あはは。そうですねぇ」と先生と看護師一同、笑ってました。お土産に、プレートとボルトくれました。

麻酔の効きが悪くて何度か足したせいか、抜けるのに時間がかかり、9:30の手術で、腕が動くようになったのは17:00ごろでした。夕飯は箸も使えました。明日、消毒で、一週間後に抜糸です。何もなければ、これで終了。骨折してから、5カ月半ですなー。まぁ治ってよかった。

最近、本当にこの程度で済んでよかったな、と思います。ブログに残すのは忘れないためでもあります。皆さんも、お気をつけて!

 

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5カ月半、体内にあったプレート

 

房総釣魚図鑑 No. 62 ワニゴチ

本ブログの記念すべき100記事目を飾るのは、「ワニゴチ」!。一点ものの珍魚?です(^^;)。勝山ボート釣りでかかりました。最初マゴチと思ったのですが、よく見ると結構違います。確かにワニっぽい。マゴチの上を行く大頭で、身はちょびっとしかありませんが、味は良いようです。私も食べたはずですが、まったく記憶がない。まぁ、このサイズじゃ、しかたないです。

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房総釣魚図鑑 No. 61 メバル

春告魚という字があてられるように、春先によく釣れます。可愛らしく、白身で美味しい魚です。身質はきめ細かでカサゴアイナメに似てます。一度、鵜原で尺メバルを半夜釣りで釣ったことがあります。通常、浮きフカセで掛かるメバルはせいぜい15cmですので、「なんだろうこの魚」という感じで、しばらく魚種が認識できませんでした。もしかすると、これまで釣った魚で一番高価な魚かもしれません。

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メジナのこぶ締め

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①このメジナは24cmで、寒い時期(2月16日)に釣れました。
② 3枚におろし、皮をひきます。包丁に脂がべっとりつくほど、脂が乗っていました。
③ 昆布は安いものです。50gで300円くらい。
④ 昆布・メジナ・昆布・メジナ・昆布の順に挟み、ラップでくるみます。最初、昆布はカチカチでうまく挟めませんが時間が経つと、メジナの水分を吸って柔らかくなります。そうしたら、昆布を延ばして隙間なく覆うようにします。
⑤ 締める時間は、丸2日が最高でした。試しに3日昆布に挟んだら、水分が減り過ぎました。2日経ったら、昆布から取り出してラップにくるんで保存した方が良いと思います。
◆コメント◆
旨い!最高!一人で食べるのに後ろめたさを覚えるほどでした。味もさることながら、昆布締めのメリットは、身の水分が抜けることで保存期間のびることです。日本酒をちびちびやりながら何日も釣りの余韻に浸れます。

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房総釣魚図鑑 No. 60メジナ

個人的にも、釣り産業としても重要な魚ですが、釣りをやらない人にはあまり知られていない魚です。すでに、「No.24 クロメジナ」を書いていますが、ここではメジナとクロメジナ(=クチブトとオナガ)を合わせて書きます。

関西ではグレ、九州ではクロと呼ばれています。クロと呼ばれるだけあって確かに黒っぽく、火を通すと真っ黒になります。メジナは磯魚で、市場に出回る量は多くないですが、何度かスーパーや回転ずしで見かけたことがあります。

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メジナは旨いか不味いか、意見が分かれます。夏は不味くて、冬は旨いという説もあります。曰く、冬は海藻を食べるから美味しくなる、とか。私は1000尾近く釣っていて、200~300尾は食べてますが、魚の中で一番旨いと思っています。ただし、25cm以上のもの。冬場、25cmサイズを関東風の甘辛い煮つけにすると最高です。冬は、これが食べたくて釣りに行きます。35cmくらいになるとオスは白子が発達して、これも旨い。メジナの白子はフグの白子に匹敵する、という話しがあります。

 

『DASH海岸「フグの白子より美味しい」と言う人も!』
www.ntv.co.jp/dash/tetsuwan_new/past/2015/0222/02/

 

メジナは暖かい海の魚なので、房総は北限に近い。寒さ対策で普通のメジナより脂肪をたくさんため込んでいる。だから、房総のメジナは旨い??と勝手に仮説を立てています。しかし、房総の郷土料理にメジナは聞かないなぁ。どうでしょう、「房総の寒メジナ」とか、ブランド化を検討してみては。

ここ数年、数はそこそこ釣るのですが30cmどまりです。ヒットは打つがホームランが出ないというか、器用貧乏というか。釣行回数が限られているので、つい手堅くなってしまっています。そろそろ殻を破りたい今日この頃です。

それから、最近、房総のメジナの釣れ方が変わってきている気がします。全体的にクチブトが減っている印象があります。魚種交替が起きているのでしょうか。メジナについて書き出すと止まらなくなるので、とりあえず、この辺で。

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メジナの煮つけ&刺身、他

メジナは煮つけと刺身にして食べました。上の写真の刺身皿は、上からメジナメバルスズメダイです。メバルスズメダイは皮を焼いて焼き切りにしました。下段、右はメジナの肝です。酒は96380(黒沢80)、長野の地酒です。大満足な晩餐で、いささか飲み過ぎました。やっぱり、寒い時期の魚は旨い・・・。食べきれない分は、明日以降のつまみにします。こぶ締めと、アラ煮(下の写真)です。アラ煮はすでに煮凝ってます。2~3日は楽しめそうです。

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龍島港

龍島港で浮きフカセ。メジナは27cm365gが最大でした。これと24cm3枚をお持ち帰り。今回、きっちり血抜きをしました。この時期のメジナは美味しいので楽しみです。昼過ぎからエサ取り沸いて釣りになりませんでした。エサ取りはウミタナゴスズメダイのようです。あとメバルが一尾釣れました。メバルは春告魚と字を当てることがあります。もう春ですかね。

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メジナ、下左ウミタナゴ、下中メバル、下右スズメダイメジナはよく見たらオナガでした。