房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録をアップして参ります。釣りのジャンルは、浮きフカセやルアー、陸から少し離れたボート釣りなどです。釣行記録は月に1-2度のアップになります。その間の埋め草として、これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑(五十音順)」や、エッセイなどをアップします。

蘇我「芝浜」

蘇我の芝浜は、少々変わった造りの店で、ドアを開けると手前は魚屋になっている。魚屋を通り抜けて、もう一回ガラス戸を開けると、そこから居酒屋になっている。魚屋がやっている居酒屋ということで、興味津々だったが、私が行くといつも満席で入れた試しがなかった。この日も「ただいま満席」の札が出ていたが、ちょうど3~4名のお客さんが出てきたところで、入れ違いで初の入店が叶った。

「刺し盛り1人前とコハダ」と頼むと、「刺し盛りは結構量がありますから、コハダは様子をみてからにしてはいかが」と女将。さらに「刺し盛りにコハダを入れるということにしましょうか」と提案をしてくれた。刺し盛りに量があると聞いて、すでに嬉しいところへ、客に過分な注文をさせまいとする気遣い、同じ料金でコハダを食えるようにしてくれる配慮が嬉しい。普通なら「へーい、刺し盛り一丁、コハダ一丁」で終わりのところである。些細な事なのかもしれない。しかし、ひょっとすると、私が居酒屋に求めているもの、そのものなのかもしれない。なんだが、私も齢をとったなぁ。

さて、刺し盛りであるが、トロ、赤身、カンパチ、イカ、しめ鯖、ホタテ、なめろう、そしてコハダ。これで1000円だから唸る。すべて旨かったが、一つ挙げろと言われれば、カンパチが旨かった。二つ、三つ挙げろと言われれば、しめ鯖と、なめろうだろうか。刺し盛りになめろうが付いてくるなんて初めて見た。さすが千葉である。ちなみに店ではなめろうといわず「味噌叩き」といっていた。

刺身なら最初から日本酒にしたい。一杯目は九十九里の地酒、梅一輪の純米吟醸を頼んだ。蘇我は梅一輪を置いている店が多いような気がする。二杯目を何にするかと迷っていると、中居のおばちゃんが、純米吟醸なら鴨川の地酒、寿萬亀がお勧めだという。「私はお酒、飲まないんだけどね、アハハ」といわれ、少々ガクッとなったが、お勧めに従いそれをいただいた。スッキリした飲み口で、なかなか旨かった。

日本酒二合と刺し盛りでお代は2030円。予想を上回るいい店だ。こんなに安いならもう二~三合飲んでも良かったか。いや、やめておこう、「また夢になるといけねぇ」。

 

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訂正)後日、同店で同じ注文をしたら、2,620円でした。上記金額は何かの間違いだったようです。やはり夢だった・・・。m(_ _)m