房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

明日葉チャーハン

家族で勝浦に旅行に行って来ました。外房の海沿いの山中には、明日葉が自生してます。食べごろの新芽だったので、お土産に摘んできました。明日葉は油と相性が良いので、チャーハン(3人前)にしました。刻んでみると明日葉の量が思いのほか多かったので、ネギやほかの野菜を入れずに、明日葉一本で勝負しました。

  1. 明日葉150gを、葉と茎に分け、葉は1cmの粗みじん、茎は3~5㎜程度に刻む。
  2. 「ふえるワカメちゃん」を大さじ1杯、水にくぐらせた後、細かく刻む。これで化学調味料は不要です!
  3. 中華鍋で、油を大さじ2杯を強火で熱し、煙が出てきたところで溶き卵2個を投入。
  4. 卵に火が通る前に、1.5合のご飯を投入。卵がご飯に混ざるまで炒める。
  5. 明日葉、ワカメ、刻んだベーコン60g、塩小さじ2.5、コショウを投入して、香ばしさが出るまで炒める。

ほろ苦い、大人のチャーハンです。狙い通り、明日葉は油と相性が良く、チャーハンにピッタリです。火を通すと茎の部分も柔らかく、甘くなります。明日葉を半量にして、ネギ、ニンジンを入れると、マイルド(万人向け)になると思います。

仕事で伊豆諸島(神津島)に出張することがあり、宿の食事では毎回明日葉が出ました。最初は独特の苦みとえぐみに驚きましたが、すぐ慣れました。その後、出張の度に明日葉をいただくのが楽しみになりました。特に、天ぷらが美味しいです。島の人に教わりましたが、ちょっと山に入ると、明日葉がそこらに普通に生えています。

房総では、外房には結構あるようです。勝浦にはそこかしこにありました。山から急に海になっている地形が良いようです。伊豆諸島では名物料理になってますが、房総ではあまり聞きません。もったいないと思いつつ、いつまでも知る人ぞ知るで良いのかな、とも思います。個人的には。