房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

達成感

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どこから話そうか。まず、昨年7月に今、贔屓にしている天ぷら割烹に初入店した。11月には、店の大将に頼み込んで、釣りたてのアジとハゼをさばいてもらった。釣った魚を馴染みの店で料理してもらい、一杯やるという夢はこの時に実現した。

ただ、天ぷらと言えばキスである。この店に通うようになって、自分で釣ったキスを天ぷらにしてもらうという願望が膨らんだ。そこで、一度は引退しようと考えていたゴムボートを使った釣りに復帰する決意をし、今年4月に新しいゴムボートを買った

「復帰する決意」とは大げさな書きようだが、私としては一大事業だった。ボートとエンジンで15万円という買い物になる。機種選定から購入まで半年かかった。古いボートを粗大ごみにだし、出窓の下のスペースに収納するための木箱を設計し、製作した。新ボートは4月に届き、5月に2回の試験航行を行った。

満を持して、6/8に休暇を取って釣りに行くこととし、店には「釣れたら魚を持って行く」と予約した。3時間程度の釣行だったが、キスは2kg以上釣れた。この日は、大いに食べ、飲んだ。この天ぷら割烹に初入店したときから温めていた1年がかりの構想が実現した。

世の中、何々ロスという言い方が流行っているが、今の私はまさにそんな状態で、達成感と同時にいくばくかの寂しさを感じている。芥川龍之介芋粥という話しがあるが、夢なんぞ達成しない方が美しいのではないか、とか考えてしまう。

ここ2カ月ほど、いろいろと準備をしたうえボートも4回出した。たぶん、私はちょっと疲れているのだろう。疲れると大けがするのは身をもって知っている。少し休んで、じっくりと構想を練るとしよう。やりたい釣りのアイデアはたくさんある。

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