わたくし、つけ麺にはまり、一時、中毒になりました。つけ麺の麺の量は、普通盛りでラーメンの1.5倍、大盛りで2倍です。困ったことに大盛無料の店が多く、大盛りの誘惑に勝てずに、づるづる、づるづると腹に納め続け、気づけばひと夏で6kg太りました。元の体重に戻すまでの苦労は、別のところで語りたいと思いますが、最近では個人的なブームも大分落ち着き、ひと月に1~2杯程度になりました。
さて、わたくし、「つけ麺の味に決まりはない」と思うのであります。しかし、好きな人はお分かりかと思いますが、昨今のつけ麺は「あの店」の、あの味の模倣が実に多い。嫌いではないのですが・・・。期待して頼んでも「またか」と思うことがしばしば。いつしか、出先でつけ麺を出す店を見つけても、入らなくなりました。
でも、世の中、あの味ばかりではありません。ここで紹介したいのは新橋「バリ男」のつけ麺です。「バリ男」はつけ麺店ではなくラーメン店で、普通のラーメンは「二郎」系です。しかし、なぜか、つけ麺は辛くて酸っぱい「酸辛(サンラー)」系です。辛みと酸味と野菜のしゃきしゃきのおかげで脂のしつこさが消え、大量の麺もぺろりといけます。
道を挟んで数十メートル先には、「つけ麺隅田」があります。ここのやや甘めの醤油だれが好きです。「バリ男」とも「あの店」とも全く違う「ざるそば」感覚で、夏には欠かせません。