今回、オランダに来てみて、オランダの認識が変わりました。まず、建築にしても、街の看板やちょっとした道具にしても凝ってるというか、おしゃれといか、魂があるなぁと感心しました。そいういう遊び心というか文化的な余裕のようなものに、敗北感とともに嫉妬を感じてしまいました。
それが、ドイツに来ると、ぐっと俗っぽくなってくる。敗戦国としてアメリカナイズされてしまったという状況は日本とよく似ている。悲しいかな、ごちゃごちゃしたところで生まれ育った人は、ごちゃごちゃしたところの方が居心地がいい。良く言えば、雑然とした俗っぽさのなかにバイタリティがある。
さて、オランダに話を戻しますが、食べ物は総じて美味しかったです。名物のハーリング(生ニシンの塩漬け)は、「一回食えば十分」という評を聞いていましたが、私は美味しかったです。位置づけはスモークサーモンみたいなオードブルで、出されたら普通に手を伸ばしますね。もう一つ、名物ウナギの燻製。美味しいのですが、脂がきつくて、そんなにたくさん食えるものではないなぁという感じでした。
どっちも、日本で売れると思う。
ちなみにハーリングは、屋台で売っているやつを、指でつまんで上から口に流し込むのが本式だそうです。(*_*;