房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

房総釣魚図鑑 No. 1 アイゴ

先週、テトラから転落し、現在骨折療養中。当分、釣りには行けないので、急きょ新企画「房総釣魚図鑑」を開始することにしました。これまで房総で釣った魚を、聞きかじりの知識を交えてご紹介していくというものです。前後することもあると思いますが一応、五十音順に行きます。トップバッターはアイゴ!
 
このアイゴは30cmほど。昨年(2016)、12月伊戸で釣りました。今年(2017)の8月には乙浜港の沖堤防で30-36cmのアイゴを5尾ほど釣りました。今まであまり見なかったのですが、これも温暖化の影響でしょうか。背びれ腹びれに毒があり、釣り人にはあまり好かれていないようです。これを釣った時は他に釣果があったので、残念ながらリリースしました。味の評判はあまり良くないでが、次は食べてみたいです。キッチンばさみを使って釣り場で、ひれと内臓を処理していけばいけると思います。海藻を食べる魚の代表格で、磯焼けの原因の一つに数えられています。こいつが増えると、房総のアラメ・カジメもやばいかも。だから、リリースせずに食べた方がいいですね。方言で、バリと呼ばれます。沖縄ではスクとか、エーグァーとか呼ばれています。エーグァーはアイゴが訛っただけかな。スクといえば、沖縄の郷土料理「スクガラス」が有名です。アイゴの稚魚を塩漬けにし、漬け汁と一緒に瓶詰したもの。豆腐に乗せて食べたりします。珍味の類ですが、私は結構好きです。潮の風味っていいますかね、食べると目の前に海の風景が広がります。溺れっぱぐった時の海水の味、と申しましょうか。

 

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触るな危険