房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

アジのカルパッチョと塩焼き

アジのカルパッチョ

アジ2尾を薄造りにして皿に並べ、ソースと刻んだシソをかけます。ソースは、レモン汁小さじ3、オリーブオイル小さじ4、塩小さじ1/5、砂糖小さじ1/5、コショウ少々です。身は三枚におろしてからキッチンペーパーにくるんで2-3時間置くと水分が抜けて歯ごたえが良くなります。

f:id:rioeyattchi:20181229102042j:plain

アジの塩焼き

塩振って焼きます(笑)。うちのグリルは尻尾がどうしても焦げちゃうので、水でぬらしたキッチンペーパーでくるんで保護して焼きました。最後の2分くらいで、キッチンペーパーを取ったのですが、それでも若干焦げました。

f:id:rioeyattchi:20181229102110j:plain

龍島港→部原釣行

仕事がひと段落して、三カ月半ぶりの釣りです。11週間連続で土日も働いていました(土日は副業ですが)。この間、忙しすぎて自分の趣味が釣りだったことも忘れていました。(*_*)

f:id:rioeyattchi:20181226235753j:plain

龍島港に行ってきましたが、木っ端メジナの嵐で釣りになりませんでした。夕まづめには間に合うと考え、思い切って部原に移動することにしました。内房から外房へ大ジャンプです。こういう移動はたいてい失敗するのですが・・・。

f:id:rioeyattchi:20181227000203j:plain

着いたらすでに夕方。こちらはフグだらけ・・・。最初から電気ウキです。せめて一度、浮きが沈むところ見てみたい。

f:id:rioeyattchi:20181227000250j:plain

日がとっぷり暮れたころ、浮きが美しい孤を描いてに消し込みました!心臓バクバクです。釣れあがったのは20cmのアジです。超うれしい。

f:id:rioeyattchi:20181227000356j:plain

なんとかお土産を確保しました。一番大きいので24cmでした。身が厚くて旨そうです。!(^^)!

f:id:rioeyattchi:20181227000603j:plain

 

サンマの刺身丼

簡単に作れて、美味いです。刺身が余ったら、しめにピッタリです。

f:id:rioeyattchi:20181103184841j:plain

サンマの刺身丼
<材料>
・サンマの刺身1尾分
・生の切りコンブ5cm長さ適量
・ぽん酢大さじ1
・おろし生姜こさじ1
・ゴマ適量

材料をボウルで合わせて、ご飯に乗せる。お好みでしそやミョウガを入れてもいいですね。

蘇我「松膳」その2

久しぶりに松膳に行きました。刺し盛りは、タコ、イナダ、トコブシイカ、タチウオ、アイナメ、シメサバ、中トロ、カツオの9品でした。これで1080円。いつもならが、凄い。

f:id:rioeyattchi:20181102175128j:plain

白子ポン酢。クリーミー。熱燗の季節がきた。

f:id:rioeyattchi:20181102175204j:plain

本日、最高だったのが宮城県産「焼きカキ」。旨い・・・!レアな焼き加減が絶妙。前に食べたホッキもそうでしたが、このお店は貝類の火の通し方がすばらしい。

f:id:rioeyattchi:20181102175236j:plain

この他、カニサラダを頼みました。お酒三合飲んで4,820円。量、質、値段とも言うことなし。難点は、いつも繁盛していて、なかなか入れないところか。美味しいから仕方ないですな~。

ままかりの押し寿司

岡山に出張で来ています。駅のうどん屋で、ままかりの押し寿司を頼みました。260円です。値段のわりにボリューミーでした。こっちで言うところのサッパですね。昔、船橋港で結構釣れたけど最近はどうなんだろう。

こうやって食べると、なかなかいけますね。まま(飯)を借りるほど箸が進むというのが名前の由来だそうです。地元の漁師さんによると瀬戸内海の魚は、同じ魚種でも全然味が違うそうです。

 

f:id:rioeyattchi:20181031230725j:plain

馴染みの店⑧ 最終回

このブログで度々登場している天ぷら割烹店が閉店することになった。友人にこの話をすると、最終日にわざわざ名古屋から来るという。閉める店の最後の日、どんな雰囲気か想像もつかないが、枯れ木も山の賑わいだ。湿っぽいより賑やかな方が良いだろう。

19時に予約して、来店したところ、口開けは我々2人だったが、すぐに5人の団体が来た。その後ぱらぱらと常連さんが来て、瞬く間にほぼ満席となった。

大将はバイトのアサちゃんに「今日は、常連さん以外は断って」と言った。アサちゃんは「ええっ。もし、私の知らない常連さんだったらどうするんです?」ともっともな反論をした。私を含めて、カウンターの常連客はゲラゲラ笑って「アサちゃんのジャッジでいいよ」「責任重大だ」と囃した。

この日のバイトはアサちゃんともう1人いた。最後だから2人にしたのかと思ったら、そうではなかった。大将はその子に「先方のママには話を通してあるから、今から行って」と告げた。どうやら、彼女に次の働き口を紹介したらしい。彼女は一礼して出て行ったが、すぐに戻ってきた。「向こうのママさんに、最後まで手伝ってきなさいって言われました」。この子がいるときに2-3回来たと思う。店の名前は知っていたので、「今度行くよ」と伝えた。

最古参のバイトのアサちゃんは、大将の一番のお気に入りだ。大将と彼女の掛け合いはほほえましくもあり、スリリングでもあった。彼女は受験生なので、大学が決まるまでバイトはしないとのこと。彼女がまかないを食べているときに、「よろず相談に乗るから、何かあったら連絡して」と言いうと、彼女は「何でもいいんですか?」と謎のほほ笑みを浮かべた。ま、連絡はないだろうけど。

夜も更け、店内はだいぶ賑やかになり、座がくだけてきた。友人は常連さんと意気投合していた。いつの間にか、大将はカウンターを出て、ボックス席に座っていたので、私もそっちに移った。何を話したか良く憶えてないが大将が「一度、娘さんに料理を食べてもらいたかった」と言ったのは憶えている。

友人をタクシーに乗せると、私はまた店に戻った。店の前で閉店の手伝いにきた大将のお母さんに会ったので、いろいろと長話をした。店に残っているのは、私ともう一人の常連だけだった。大将は二人にクリスタルのグラスをプレゼントしてくれた。それから、「これも持って行って」と、口の空いた焼酎のボトルを何本かくれた。

店に通ったのは1年ちょっと。後で数えてみると29回通っていた。(あと一回、行けばよかった)と苦笑い。いい店だった。料理もそうだが、結局、大将の人柄なんだ。
大将が東京で新しい店をやるときは、必ず行くと決めている。大将がやりたかったのがどんな店なのか、どんな料理なのか、楽しみにしている。客単価が高そうなので、常連になるのは無理だけど。

f:id:rioeyattchi:20180926150036j:plain

 

 

 

大谷翔平

f:id:rioeyattchi:20181005111346p:plain

大谷翔平を語るのに「凄い」という言葉は禁止!と言いたくなるくらい、大谷と言ったら「凄い」のオンパレードである。もちろん打つ方も、投げる方も凄い。しかし、二刀流を実現するのに、正しいプロセスを踏んでいるところが何よりも凄いと思う。

高卒でメジャー挑戦を表明していたが、急転直下、日ハムに入団した。球団が二刀流と大リーグ挑戦を認めると約束したからに違いない。いくら大谷でも、高卒ルーキーがメジャーで二刀流という「特権」を得るのは難しい。早い段階で「メジャーでやりたいなら、投手に専念しろ」と言われただろう。それを拒否したら、打者としてマイナーからやることになり、やっぱり投手は諦めるしかなかっただろう。日ハムで、実際に二刀流をやってみせ、メジャー球団に二刀流の契約を認めさせた。結果をみれば最短距離でメジャーの二刀流の「権利」を勝ち取ったといえるだろう。

最低保証額6000万円でエンジェルスと契約したことも、吉と出た。もしこれが100億円でヤンキースなら、球団もファンもメディアも甘くはない。ちょっとした不調や怪我でも「それみたことか」と袋叩きになる。でも、この金額で、しかもエンジェルスなら、「日本から来た野球小僧の挑戦」として暖かく見守ってくれている。その結果、この一年で、二刀流でやれることを証明した。正直、ここまで打つとは思わなかった。

もう一つ。ピッチャーは肩を故障すればシーズン絶望、あるいは選手生命の終わりである。一方、二刀流ならリハビリ期間はバッターをやればいいし、経過が思わしくなければバッターに転向すればいい。もちろん逆もOK。「二刀流のメリットはつぶしが効くこと」という、コロンブスの卵的な理屈を体現しつつある。もしかしたら、大谷以降、そういう契約は増えるかもしれない。

それにしても、人はここまで「正解」を選べるだろうか。感心を通り越して、やっぱり出てくる言葉は「凄い」である。もはや、大谷は神の啓示を受け、その御心のままに動いているとしか思えない。その証拠に、大谷が選んだのは「エンジェルス」だ。