房総の魚たち・陸っぱり釣り師の備忘録

房総の陸っぱりを中心とした釣行と、釣魚料理の記録。釣りのジャンルは、浮きフカセ、シーバス、陸から少し離れたボート釣りなど。これまで釣った房総の魚たちを紹介する「房総釣魚図鑑」や、エッセイなどもアップしていきます。

サイゼリアで酔っぱらう

 ご存じだろうか。 
サイゼリアのグラスワインは100円ということを(赤白)。
◎ 250mlのデキャンタが200円ということを(赤白)
◎ 500mlのデキャンタが399円ということを(赤白)
 あ、私は白しか飲まないので500ml飲むなら250mlを2回頼みますけどね。ぬるくなっちゃいますからね。差は1円ですし。250mlを3回頼めばフルボトル分で、たったの600円!
 お勧めのつまみはエスカルゴのオーブン焼き399円とミニフィセル169円のマリアージュ(食い合わせ)。ミニフィセルはフランスパンの小さいやつですが、この直径がエスカルゴのタコ焼き器みたいな器の直径とピッタリ。エスカルゴを食べた後の穴にミニフィセルを突っ込んで(マリアージュ!)、溜まっているガーリックバターを浸してガブリとかじりつくと得も言われぬ・・・( ^ω^)・・・。
 〆にペペロンチーノ(299円)を頼んで千円ちょっと(200+399+169+299=1,067円)。さあ、金のないときゃサイゼリアで酔っぱらいましょう。

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房総釣魚図鑑 No. 55 マダコ

湊川河口でルアーに掛かったタコ。マダコだと思いますが、イイダコかもしれません(^^;)。魚は頭、内臓、骨と、重量の半分近くが不可食部分ですが、タコ、イカは9割くらい食べられるのでお得です。タコ、イカは貝の仲間で、殻を捨てた貝です。アンモナイトやオウムガイは殻が捨てきれていない中間の種類です。もうちょっと進化したのが甲イカで殻が体内に残っています。イカとコウイカは、英語でスクイッドとカトルフィッシュで別物になっています。水産物で、英語の方が語彙が多い例は珍しいですね。

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房総釣魚図鑑 No. 54 マサバ

マサバ。わたくし、もうひとつゴマサバと区別がついてません。調べてみると、マサバは体形が平たくゴマサバは円いということで、ヒラソウダとマルソウダの関係に似ているようですな。マサバは夏に味が落ちるが、ゴマサバは年中変わらないとのこと。どちらにしても陸っぱりで釣れるのはせいぜい25cmくらいで、あまり脂は乗ってません。実感している人も多いと思いますが、房総沿岸はここ数年、明らかにサバが多くなっています。昨年の夏はサバが多すぎて、まったく浮きフカセができないくらいでした。夏から冬にかけて、だんだんサイズが良くなってきているので、次に釣ったら、持って帰って食べようと思います。釣りに全然行けてないなぁ・・・。

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房総釣魚図鑑 No. 53マゴチ

マゴチ、マゴチ、確か釣ったよなぁと写真を探したら出てきました。自分ではボートで釣ったつもりでいましたが、湊川の河口でルアーで釣ったものでした。ルアーはR32という、当時流行ったワームでした。釣ったことは忘れてましたが、さばいたのは憶えています。40cmはなく、頭ばっかりで、食べる箇所は少ししかありませんでした。白身で身が固く、歯ごたえが良かったです。ボートでキスを餌にしてコチ狙いはやったことはありますが、ヒットはないです。キス釣りが好きすぎて、全く腰がすわらないのが原因です。

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 (2019.9.27 写真追加。養老川河口にて)

房総釣魚図鑑 No. 52マコガレイ

少年時代の釣りブームの時、海釣りの花形ターゲットはカレイで、木更津とか袖ヶ浦に投げ釣りに行っていました。大抵は手のひら大ですが、一日に一枚くらいは30cm級が釣れ、それを釣った子がヒーローでした。そういえば、金谷の地磯で、ちょい投げをしたら、大きなカレイが掛かったことがありました。身の分厚い立派なカレイで、突然、「なぜオレなんかの針に掛かっちまったんだ」と哀れになった記憶があります。投げ釣りはやらなくなったので、カレイともとんと出会わなくなりました。当時と比べれば料理の経験も大分積んだので、今なら少しは美味しく食べられると思います。

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馴染みの店④ 新展開

ほぼ1か月ぶりに馴染みの居酒屋に顔を出すと、カウンターの中には細身の若い娘が立っていた。予想しない展開に、いささか面食らいつつカウンター席につくと、大将から「アルバイトのアサちゃん。先週から来てもらってる」と紹介された。真っ黒なストレートヘアで黒目勝ち、メイクをしているから良く分からないが二十歳前後だろう。とりあえず何か言わねばと「はじめまして。飲食系のバイトは、結構やってるの?」と訊いてみる。「私、17(歳)で、バイト自体が初めてです」と、これまた予想しない答えに、私の視線は泳ぐ。まさか、高校生とは。「居酒屋のバイトについて、ご両親は、な、何と?」と訊くと、彼女は「応援してくれてます」と屈託なく答えた。

この日の酒は、浦霞の新酒。口にふくむと、さわやかな香気が広がり、今年も新酒の季節が来たことを実感する。「ああ、旨いなぁ」。刺身は、マグロの中落ち、赤貝、クロムツの炙り。大将に、中落ちは骨から削りとるのかと訊くと、笑われた。「いやいや、市場で中落ちとして売ってるんです。本マグロだって言ってたから旨いでしょう」。しっかりと、赤身の味がしつつ、程よく脂乗っている。確かに旨い。

話は自然とアサちゃんのことになる。バイトを募集したところ、30名くらいの応募があり、アサちゃんと、もう一人、大学生を採用したという。

アサちゃん:「それ、初めて知りました」
大将:「シフトだから、会うことはないよ。あなたの来ない日に来てもらっている」
私:「大きな予約が入れば、二人に来てもらうこともあるんじゃないの」
そんな会話をしていると、大将の携帯にメールが来た。
大将:「お客さんからメールだ。今日は女子高生の子いるか、って」
アサちゃん:「いないって言ってください!」

しばらくして、客が一人入ってきて、カウンターに座った。今日は給料日後の金曜日だから、徐々に混むかもしれない。ふと客の方を見ると、お互いに「あっ」と声を上げた。先々月だったか、別の居酒屋で意気投合(?)した若者だった。

大将:「お知り合いですか」
私:「以前、線路の向こうの居酒屋で会ったんですよ」
若者:「その時に、このお店のことをおっしゃっていたので、一人で来てみました」
私:「ほら、大将、店の宣伝に貢献してるでしょう?(←「別の店」に行ったことがやや後ろめたい私)」
大将:「ありがとうございます」

この日は、いつもより賑やかな夜になった。客がもう一人来たところで、私はひっそりと席を立った。帰り道、アルバイトの子目当ての客が増えるかもしれないなぁ、と思った。混むのはあまり歓迎しないが、さりとて店が潰れるのはもっと困る。思えば、大将と差し向えで飲む酒は旨かった。しかし、どう考えても店としてあるべき姿ではない。分かってはいたのだ。

商売繁盛、結構、結構!
店を覗いて混んでいたら、うんうんと頷いて、別の店に行くさ。

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房総釣魚図鑑 No. 51 マアナゴ

小学生の頃、釣りキチ三平のアニメが放映され、一大釣りブームが巻き起こりました。男子は全員釣りをやってましたねぇ。そのころ、友達と連れ立って夜釣りに良く行きました。海の夜釣りなんて危険が一杯で、今にしてみると良く親が許したものだと思います。東京湾で投げ釣りをすると、太いアナゴが釣れました。これをなぜか私が料理することになり、半ばやけくそで、ぶつ切りにしてバターで炒めたところ、美味い、旨いと大好評でした。これが、釣魚料理の原体験のような気がします。一方、写真はボート釣りで釣れた、鉛筆サイズのマアナゴ。キスと一緒に天ぷらにしました。子供の頃の方がでかいのを釣っていた・・・。

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